よくある質問
カウンセリングや話すことには、どうして効果があると考えられるのでしょうか
まず何か悩みや苦しさを話すことにより、いったんそれをカウンセラーにも預けることになります。ですから精神的な重荷の一部がご自身の手から離れることになるので、気持ちが少し軽くなります。
また、悩みがきちんとカウンセラーに聴きとられることで、ある意味、それがこころの中で相応しい場所を持つようになります。面接ではいろいろな話しをしていくことになります。そのような様々な話との関連で、その悩みの話もひとつの場所を占めるようになります。こころの中で始めはどこに置いてよいか分からない、その存在もあやふやだったものが、収まるべきところに収まっていくわけです。いずれにせよ以前より少し呼吸することのできる空間が広がったような、自由を取り戻す感覚が戻ってきます。そのように感じられると、人は以前より少し元気になっていると思います。
他にもカタルシスの効果(抑えていた感情が出せてすっきりする)や無意識も含めて自分について知っていく効果があると思いますが、話すことの効果というのはまず以上のようなことが挙げられます。